「将来、高年収の仕事を目指しているけどスキルや能力に自信がない」「投資はギャンブルで危ない」「お金を稼ぐには才能が必要」…
そんな風に感じている学生のあなたへ。実は月1000円の金額でも将来の自分を豊かにするための投資を始められることを知っていましたか?
この記事では2024年3月から投資を続けている初心者の私が、知識ゼロの学生でも安心して始められる「積立投資」の仕組みと、そのメリットをわかりやすく解説します。読み終わる頃にはあなたも「投資家」としての一歩を踏み出しているはずです。
安心してください。私も学生です!!
そもそも『積立投資(投資信託)』って何?
「積立投資」とは、毎月決まった金額でコツコツと金融商品(今回は特に投資信託がおすすめ)を買い続ける投資方法のことです。
そして「投資信託」とは「投資のプロが選んだ様々な企業の株の詰め合わせパック」のようなもの。この詰め合わせパックの中でも特に初心者におすすめなのがインデックスファンドです。

代表的なものとして
・アメリカ (S&P500やNASDAQなど)
・日本 (日経225やTOPIXなど)
・全世界 (オール・カントリーなど)
といったものがあり、特定の国や地域の経済全体の動きと連動するようにつくられたパッケージ商品です。
つまり、インデックスファンドを1つ買うだけで、その国や世界の有名企業数百社に、少しずつ投資ているのと同じ効果を得られます。
自分のどの会社の株を買うか悩む必要がなく、「世界経済の成長にまるごと乗っかる」というイメージで、気楽に投資を始められるのが最大の魅力です。
学生が『少額』から始める3つのメリット
「積立投資のことは分かったけど、別に今すぐ始めなくてもいいんじゃない?」
そう思ったあなたにこそ、ぜひ読んでほしいのがこのセクションです。実は、学生という限られた期間だからこそ得られる、「少額投資」の特別なメリットが3つあります。
それを知るだけで、きっと「今すぐ始めたい!」と思えるはず。一緒にその理由を探っていきましょう。
時間を最大の味方にできる(複利の力)
皆さんは投資で稼ぐには株の売買が必要だと思っていませんか?実はそんな必要はありません。ただ買い続けるだけで資産は増えていきます。なぜなら株のような資産には「複利」が働くからです。
複利とは投資で得た利益(配当など)が元本にプラスされ、その合計額に対してさらに利益が付く仕組みです。
例えば、毎月1万円を年利5%で積み立てた場合、5年では8万円しか利益が出ていませんが、30年も経つと投資元本の1.3倍もの利益を得ることができます。

時間をかけるほど複利による効果は雪だるま式に大きくなってきます。
そして、ここが最も重要なポイントです。
投資における最強の武器「複利」を使いこなすために
特別な才能やスキルは必要ありません
ただ、時間をかければいいのです。
小さな成功体験を積める
いきなり大金で投資を始めると、少し値下がりしただけで「どうしよう!」とパニックになりがちです。複利の効果を得るには「続けること」が何よりも大切なのに… 多くの人がこの精神的な負担に耐えられず、途中でやめてしまい利益を得ることができません。
でも、月1000円の投資ならどうでしょう?
たとえ一時的に評価額がマイナスになっても、精神的なダメージはほとんどありませんよね。
この少額投資は、いわば投資における感情のトレーニング。市場の値動きに心を揺さぶられずに「続ける」という、一番大切な成功体験を、安心して積むことができるんです。
正直に言うと、僕も始めたばかりの頃は、利益が出ても数百円、むしろマイナスの時期の方が長かったです。
「これなら友達と遊びに行ったり、欲しいものを買ったりしたほうがマシかも…」と思ったことも一度や二度ではありません。
でも不思議なもので、それを乗り越えてコツコツ続けていると、だんだん利益が大きくなってきます。すると今度は、「この利益を減らしたくない!もっと増やしたい!」というポジティブな気持ちが芽生えてくるんです。
この感覚を一度味わうと、続けることがグッと楽になります。
多くの初心者にとって、投資の最初の数ヶ月〜1年は、資産が増えない「我慢の時期」です。でも、この時期を乗り越えた人だけが、その先の大きな成長を手にすることができます。
月1000円の投資は、この大切な準備期間を、安心して乗り越えるための最高のチケットなのです。この時期を乗り越えられると次第に資産は膨れ上がっていきます。
お金に強い自分になる!「金融リテラシー」が自然と身につく

投資を始めると、不思議とお金周りの知識に自然と興味が湧いてくるものです。
「保険って本当に必要?」「クレジットカードの賢い使い方は?」「税金って何がどう引かれているの?」
これまで「なんか難しそう」「自分には関係ない」で済ませていた、そんな疑問やモヤモヤも、投資を通じて「知りたい!」という好奇心に変わっていきます。
① 社会人になってから困らない、一生モノのスキル
社会人になると、お金について考え、自分で判断しなくてはならない場面が飛躍的に増えます。住宅ローン、老後資金、子どもの教育費、そしてもちろん税金…。これらは誰もが避けて通れないテーマです。
特に税金は、毎年かなりの額を支払うことになりますし、自ら学びにいかないと誰も教えてくれません。「知っているか、知らないか」だけで、手元に残るお金が大きく変わることもある、まさに生きる上で必須の知識なんです。
投資を始めると、経済ニュースや社会の動きに敏感になります。これは単に「投資で儲ける」ためだけではありません。
例えば、なぜ函館の観光業が今好調なのか、円安が私たちの生活や北海道の物価にどう影響するのか、といった身近な疑問から、世界経済の大きな流れまで、点と点が線でつながるように理解できるようになります。
この視点は、就職活動での企業研究や面接でのアピールにも、必ず役立つ「地頭力」となるでしょう。
② 騙されない力を養う
残念ながら、世の中にはお金儲けを狙った甘い話や詐欺も存在します。「必ず儲かる」「元本保証で高利回り」といった怪しい話に、金融リテラシーがないと騙されてしまうリスクが高まります。
投資を通じて正しい知識を身につけることは、そうしたリスクから自分自身を守る「自己防衛力」を高めることにも直結するのです。
③ 未来の選択肢を広げる
金融リテラシーがあれば、例えば「留学費用を効率的に貯めるには?」「将来カフェを開業したいけど、どうやって資金調達しよう?」といった具体的な目標に対しても、より賢い道筋を自分で描けるようになります。
お金の知識は、あなたの夢や目標を実現するための強力なツールとなり、将来の選択肢を圧倒的に広げてくれるでしょう。
このように、投資は単にお金を増やす手段に留まりません。
複雑に見えるお金の世界に対する抵抗感がなくなり、徐々に知識が身につくことで、社会全体を動かす「お金」という強力なツールを、あなたが主体的に使いこなせるようになるのです。
これは、就職活動や社会人になってからのキャリア形成、そして人生設計において、必ずあなたの大きな自信となり、未来を切り開く力になるはずです。
使わないと損‼「新NISA」の基礎知識
投資で利益が出ると、通常は約20%の税金がかかります。しかし、「NISA(ニーサ)」という国の制度を使えば、その利益が非課税(税金ゼロ)になるんです!

18歳以上であれば、学生でもNISA口座を作れます。 まずは「つみたて投資枠」を使い、毎月コツコツ積み立てることから始めましょう。
始めるステップは簡単2つだけ!
- ネット証券(楽天証券やSBI証券などが人気)でNISA口座を開設する。
- 「全世界株式」や「S&P500」といった、手数料が安く世界中に分散投資できる投資信託を選び、毎月の積立額(最初は1,000円でOK)を設定する。
たったこれだけで、あなたも今日から投資家の仲間入りです。
まとめ
積立投資は、目先の利益を狙うギャンブルではありません。10年後、20年後の未来の自分のために、コツコツ資産を育てていく長期的な活動です。
今後はさらに詳しく新NISAの解説記事や証券口座の開設方法、おすすめの投資信託について紹介していきますので是非参考にしてください。
まずは「ネット証券でNISA口座を開設して、月1,000円から積立を始めてみる」。この小さな一歩が、あなたの未来を大きく変えるかもしれません。さあ、今日から行動してみませんか?
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